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レビュー「ななつぼし」

皆様こんばんはーけんのすけです。


美波です!

昨日書いてしまった不穏な題名の記事をトップから排除するため、
気分を切り替えてフリーゲームレビューと参りましょう。


さすがのわたしもびっくりしましたね……
一時期はけんのすけさんから二次創作を取ったら何が残るんだろう?
ってくらいでしたから^^;
ともあれ、約二週間ぶりのレビューですね。
取り上げるのは……ようやく、と言った感じでしょうか。
こちらの作品なんですね。



「ななつぼし」
制作者:デジタルノベル普及の会


↑画像クリックで作品HPへ

はい。以前の記事でもちょこっと話題にしておりました、総勢6名の作者さんによる合作の作品です。


その6名と読み手を加えた「7人」を込めて「ななつぼし」というのは、
本当に上手なネーミングですよね。


ええ。その7と掛けて七夕付近にレビューが書ければよかったんですけど、
大幅に遅れての記事投稿となりました。
なんとか7月中にお送りということで許して下さいませm(__)m


とりあえず、概要をご紹介しておきますか?

そうですね。
先ほども書いた通り、プロローグから異なる6名の作者さんによる6つのお話に分岐する、
「入り口が1つで出口が6つ」
のような感じの作品です。
プロローグはこのような内容です。(以下作品HPから引用)

青年"星井茂樹"は1人の女性に恋をした。

彼女の名前は"小林さん"。
行きつけのコンビニで働く店員さんだ。

そんな彼はある日、インターネット生放送で
"みる"と名乗る女性に恋愛相談を持ちかけた。

茂樹からの話を聞いたみるは、
意気揚々に恋愛成就ミッションを与えたのだった……。


以上、作品HPから引用。


1年以上前、まだわたしがこのブログに登場するよりも前にレビューされた、
エイト・ストーリーズ」という作品に、構造上似ている感じですね?


そうなんです。
エイト・ストーリーズは今でも覚えていますが、あれほど斬新でわくわくする作品は未だ見ていません。
なんと言ってもプロローグ共通からの、異なる作者さんによる合作ですからね。
作者が異なれば、文体や視点、着眼など様々。
一つ読み、また一つ読むごとに広がる世界観。
今回もこういうものを再体験できるということで、
こちらの「ななつぼし」も非常に楽しみに読み始めた記憶があります。


ではまず、プロローグはどんな感じでしたでしょうか。

はい。主人公の茂樹の他には、主に「小林さん」「みるさん」という2名がキーパーソンとして登場します。
正直、「小林さん」はちょっと印象が薄くて、「みるさん」のほうが良いイメージを持ちやすかったです。
きっと、私がリア充ではなくネット人間だからでしょうねw


けんのすけさんならそうだろうなぁ……と思ってました^^;

ですよねー()

さておき、前出のネット生放送の描写が本当にそれっぽくて、声を出して笑ってしまいましたね。
その勢いのまま、分岐を読み始めていった覚えがあります。


では、せっかく6つもお話があるので、それぞれについて簡単に感想を述べていく形にしましょうか?

それもそうですね。
とりあえず上から順にいきましょうか。
シナリオセレクト画面で各話のあらすじは大まかに表示されますので、
特にノベルゲームに読み慣れていない方においては、
プレイされる際には興味を持ったものから読み始めるのもいいですね。
実際、私も上から順に読んだわけではないですし。

というわけで、各話を簡単に。(敬称略です)


『キャンヴァス国物語ver.ステラ』
シナリオ:Y-F


この「ななつぼし」全体の主催者・代表者である方の制作されたお話。
いきなり舞台がガラリと変わってしまうのでなかなか入り込むのが難しかったですが、
主人公と人物たちの関係の進展描写がわかりやすいのが好印象でした。
そして何と言っても終盤。
一気にお話の流れをまとめ上げて結末に至らせる技量には感服しました。
あの読後感の清々しさは、一度体験してみる価値があります。


『復讐の遺伝子』
シナリオ:ヒビキソラ


このブログでも取り上げた「SOLAR POWER」「ポックリが鳴った夏」のヒビキソラさんによるお話。
視点が頻繁に入れ替わる上に、
ヒビキソラさんと言えば「心を揺さぶられるような感動・メッセージ性」というイメージだったので、
最初は「あれ……?」と思いましたが、
終わってみれば、いろいろな意味で随所にヒビキソラさんらしさが出ていたのかなと思えました。
伝えたいことは確かにあって、そしてそれがきちんと伝えられているところが良かったです。


『日常と非日常の境目は』
シナリオ:あほちゃん


全体的に意表を突いたシナリオが多い「ななつぼし」の中で、唯一王道路線と言えるお話。
もちろん王道と言えどもタイトル通り非日常な描写は挟まりますが、
安定した読みやすい文章で、ストレスなく読み進めることができました。
オチもスパッと痛快。けれど唐突さを全然感じないのが、この作品の真骨頂だと言えましょう。


わたしはむしろ、あのオチはちょっと予想していなかったかもです。
でもその分、「ああ、そうだったんだぁ」と思えて。
読み終えたときに満足感を得られましたね。



『ラブ・ライブ・エンコーダー』
シナリオ:NaGISA


このブログでもお馴染み。我らがNaGISAさんの手掛けたお話。(←何様w)
一見王道と思いきや、意外な展開が待っています。
けれど一番の見どころは、その心情描写。
序盤は主人公の心情が描写の中心であるのに対し、
中盤以降は徐々に描写の中心が移り変わります。
その転換の仕方が見事という他ありません。
文章表現もさすがの安定感で、最後まで安心して読み切ることができました。


プロローグをNaGISAさんが書かれている、ということも、
安定感というか、一貫性の一助になっているかもしれませんね。



『知的的な人生も良いと思います』
シナリオ:オザキショウゴ


個人的には6つのお話の中で、最も意表を突いていると感じた作品。
みるさんがあんまり活躍しないのはちょっと残念でしたが、
序盤から怒涛の展開で、
まるで「ななつぼし」ではない別のお話を読んでいるかのように錯覚しました。
けれど一つくらいは、こんなシナリオがあっても良いのではないでしょうか。
ところどころで見られる痛快なシーンは、読んでいて胸がスーッとします。


『みえないみる』
シナリオ:義弓くー


「ななつぼし」のトリを務めるのはこのお話。
実は、このお話が個人的には一番お勧めだったりします。
序盤からエロ面白くて、大笑いしながら読みました。
けれどここぞという場面で繰り出される深いメッセージ性には感服せざるを得ません。
なにより、共感できる部分が最も多かったですね。
例えば私はMMORPGなどにも手を出していましたので(今もソシャゲを続けていますし)、
それに通ずる心中文などでしょうか。
それ以外にも、全体的にバカなテンションの高い流れの中で、
不意に見せられる冷静な文章。
この切り替えの上手さには目を見張るものがあります。
このお話を最後に持ってきたのは、いろいろな意味で正解だったと思えますね。


なんかネタバレが危ない感じがしましたが、こんなところでしょうかね……?


ギリギリセーフ的な感じでしょうか^^;

全体を通しての難点を一つあげるなら、それはシステム面。
一通りの機能はそろっているのですが、なぜかバックログが非常に重く、
あまり利用することができませんでした。
自分のPCに問題があるのかもしれませんが、
珠玉のストーリーが集合している稀有な作品であるだけに、残念です。
思わぬところで、Nスク、吉里吉里、LiveMakerの偉大さを改めて感じてしまいました。


駆け足ですが総括に。
プレイ時間は、シナリオごとに一つ一つ異なりますが平均すると1時間強くらいでしょうか。
全体だと7,8時間くらいは見込んだ方が良いかもしれません。
グラフィックは立ち絵中心ですが、
一つお話を読み終えると、別のお話のポスター的な画像が開放されます。
こういった工夫は素晴らしいですね。
音楽は素材。選曲に問題はありません。
システム面はバックログの重さを除けば概ね良好でしょう。


というわけで、各話の紹介が主になってしまいましたが、
合作ノベル「ななつぼし」についてレビューをお送りしました。
なんにせよ、複数の方で集まって一つの作品を作り上げるというのは、
とても神経を使うし、難しいことだと思います。
それを見事に完成させ、しかも細かいところまで行き届いた作品に仕上がっているのは素晴らしいの一言。
ご興味を持たれた方は、ぜひお手に取ってみてください。
6つもお話が収められていますから、きっと、共感できるお話があるはずです。


それでは、今日はこのあたりで。
本日もお付き合いありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう!
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277:「ななつぼし」 わたしも読みました^^
合作ノベルも 久しぶりでした。 エイトストーリーズ思い出しますねえ^^

5名のかたは 読んだことのある 人たちでした。

義弓くーさんだけは知らなかったので まず 別の作品読んで見ました おろち?・・・あああ こりゃ わたしには あわんかな・・・という 気持ちで 義弓くーさんのストーリー読み始めました。

! ある箇所読んでから 見方変わりました。

・・・しものほうの 描写ね・・・    いや ふざけてるんじゃなく ほんとに。

よくぞ そこに 着目 気付いたと。 同じような描写のあった「寄生獣」のときも そう思いました。(寄生獣のときは男性の体から女性の体に乗り換えたときの描写)

いや 自分でも経験上よくわかるし・・・ 喘息で血中酸素濃度低下し 酸欠で気が遠くなった後の状態・・・ しも やばいよ^^;
そんなこんなで 読んでたら 義弓くーさんの 面白かったし 良い作品でした。(ひとつ見方変わると評価ってかなり変わりますね^^)

けんのすけさんの
>このお話を最後に持ってきたのは、いろいろな意味で正解だったと思えますね。
という言葉に 同意いたします^^

最後に このようなストーリーを持ってきたというのは「エイトストーリーズ」と同じ構成ですね^^
 
278:Re:
>Lowさん

ご訪問&コメントありがとうございます!
エイト・ストーリーズも合作ノベルでしたが、やはりプロローグが違いますから、全体的にまた違った印象になりましたね。具体的にはエイト・ストーリーズではある程度予想の範囲内のお話が多かった(もちろん例外はありますが)のに対し、ななつぼしでは本当に各ライターさんがプロローグから自由な発想で書いているような、そんな風に感じました。

私は読んだことがあったのは2名のライターさんだけですね。このななつぼしで何名もの作者さん、そして作風を知ることができたのは、とても大きな収穫でした。手掛けた作品を読んでみたい衝動に駆られますね。(エイト・ストーリーズのレビューでも同じようなことを書いたような気がしますがw)

最後の義弓くーさんのお話は、一言でいえばバランスが良いんですよね。程よくポップで、だけど言いたいことはきちんと表現されてて、最後にはちゃんと感動できる、という。

そんな中でLowさんの指摘された部分というのがアクセントとして、一役買っていたのかなと思います。


なんかまとまりませんが……ともあれ、大勢で合作というのは貴重ですから、今後もこのような企画があればぜひ触れてみたいですね。

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2018年1月末日をもちまして、
記事の更新を終了させて頂きました。



○ゲームのレビューについて○

フリー・商業問わず感想などを記事にしています。
全体的には発表されたのが昔の作品が多めです。
ネタバレはできるだけしないようにしますが、無いとも限りませんのでご了承ください。
原則、フリーの作品は甘目、商業の作品は辛目のレビューになっています。

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