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レビュー「ひとかた」

皆様こんばんはーけんのすけです。


美波です!

またちょっと間が空いてしまいました。
本日は伝奇サウンドノベルの金字塔と言われる大作をレビューしましょう。

「ひとかた」
制作者:お竜


↑画像クリックで作品HPへ

7月から「夏ノベル」を中心にレビューしてきましたが、今回はその総括と言ってもいいかも。


名作として有名だそうですね。携帯アプリ版もリリースされているとか。

初版の制作は10年以上も前なんですが、
モバイル移植されるなど未だに高い評価を得ている作品なんです。
私もずいぶん前にDLしたんですが、長編であることもあって手つかずだったんですよね。
ようやく機会を得て、読了することができました。


この夏のうちにプレイ完了出来て良かったですね^^;

この機会を逃すとまた一年積むことになりそうでしたw

さて、とりあえずあらすじと登場人物に軽く触れましょう。

主人公の南護は遠い親戚である女性から土地に根付く妖怪「牛鬼」を討ってほしいと依頼され、
東京近郊の田舎町「打追町」へと招かれます。
そこで護は居候先の宿の娘や、郷土資料館館長代理の少女、
そして怒りっぽいクラスメイトですが物語の鍵を握る少女らのヒロインに出会い、交流していきます。
季節は7月。「牛鬼」が復活するとされる「牛除け祭」は間近。
果たして護は使命を果たすことができるのでしょうか。

・・・核心に迫る部分を除くとこんな感じです。

主な登場人物は、護の宿泊する宿の娘で、可愛い妹キャラの黒部蘭。
郷土資料館館長代理の少女で、つかみどころのないキャラの南智恵。
クラスメイトの怒りっぽい少女で、物語全体の鍵を握るキャラの菅野美咲。
以上のヒロインに加え、
遠い親戚の女性で牛鬼討伐の依頼主である南依絵など何名かサブキャラが登場します。

この作品の最大の魅力は、そのしっかりと構成されたシナリオです。
物語中の謎がだんだんと明らかになっていく、その過程が鮮やかだと思いました。


謎解き要素もですけど、主人公の成長が感じられるのが良いですよね。

そうなんです。この作品、言ってしまえば「ループもの」に当たります。
同じ日にちを何回も繰り返す様は「STEINS;GATE」に通ずるものがありますし、
繰り返す日々の中での成長は、まさに「リトルバスターズ!」を彷彿とさせます。


この作品の方が初出が先ですから、いかにこの作品の与えた影響が大きいかわかりますね。

いや、「ループもの」自体は作品の型の一つとして確立されたものでしょうから、
必ずしも「ひとかた」の影響を受けて他の後発の作品が作られたとは言えないかとw
でも、ループを扱う作品としての完成度には目を見張るものがありますね。

その完成度とは、ループ中で描かれる牛鬼と打追町の深い関係や、登場人物たちの人間模様。
揺れ動く気持ちと確かなメッセージ性。
そしてそれらが組み合わさりながら収束へと向かう物語全体でしょう。
心情描写というより、壮大な物語の設定の部分が際立つ感じです。


なんていうんでしょう、物語に引き込まれますよね。

序盤はやや物語に入っていくのが難しく感じましたが、一度入り込むと続きが気になります。
かなりの長編だったと思うんですが、飽きずに読み切ることができました。


音楽が寄与する部分も多かったように思いました。
良いBGMが多くて聴き惚れてしまいましたよ♪


そうなんです。音楽はオリジナルでどれも非常に高品質でした。
個人的に気に入ったのは「平穏」「美咲のテーマ」あたり。
私はいつもしっとり系のBGMを好む傾向にあるんですが、
「美咲のテーマ」はアップテンポの曲であるにもかかわらず心に残りました。
物語における立ち位置や境遇も相まって、美咲はお気に入りキャラ第1位ですw


エンディングのボーカル付き主題歌も、何とも言えない雰囲気を醸し出していましたね。

一方、あまり気になった点はないんですが、強いて言えばヒロイン間のバランスでしょうか。
シナリオの展開上仕方ない面はあるんですが、
後半になるとほぼ忘れ去られてしまうヒロインがいるのはちょっと残念かもしれません。
ルート分岐を用意して、各ヒロインのエンドがあっても良かったでしょう。
ちょうど「STEINS;GATE」のような途中下車方式なら可能なんじゃないかと思います。


わたしが気になったのは、主人公の下ネt・・・会話くらいでしょうかね・・・?;

えーw 割と好きですけどね。ああいうやり取り。
確かにくだらないと思うこともないわけではないですけど、概ね楽しんで読むことができました。


そんなけんのすけさんに失望した!

ちょw なんぞw

プレイ時間はおよそ10時間。選択肢はありますが、ルート分岐は無いと思います。
音楽はオリジナル。高品質なので聴いてみる価値ありです。
CGは背景のみで、立ち絵はありません。
これはこれで良いのですが、文章の方の描写が細かいというわけではないので、
個人的には立ち絵があればより見栄えが良くなるかもしれないと思いました。


スマホアプリ版では立ち絵ありみたいですね。
先日取り上げた「乙女心と夏の空」もそうですけど、アニメとかドラマにしても良さそうな作品でしたよね。


そうそう。こういう作品はありでしょうね。
どうしても長編作品だと、「読むのが大変」というのがネックになると思うので、
見るだけの映像なら敬遠しがちな方でもとっつきやすそうです。


というわけで「ひとかた」のご紹介でした。
いろいろ書きましたが、シナリオなどは下手な商業作品なんかよりよっぽど良いです。
音楽もまた然り。もっと早くプレイしていれば良かったと思える作品でした。
「ループもの」が好きな方、主人公の成長を感じたい方、切ない気持ちを味わいたい方・・・
色々な方に自信を持ってお勧めできます。ぜひ読んでみてください。

そろそろ8月も終わりですね。
お盆前後で大きく失速してしまいましたが、概ねレビューしたい「夏ノベル」は書き終わったと思います。
今後は「秋ノベル」に移っていくでしょうw

ではでは、今日はこのあたりで。また次の記事でお会いしましょう。
お付き合いありがとうございました!
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レビュー「乙女心と夏の空」

皆様こんばんはーけんのすけです。


美波です!


本日も作品紹介をしていきましょう。
友情、愛、そして信じることの素晴らしさが凝縮された感動大作を取り上げます。

「乙女心と夏の空」
制作者:九州壇氏


↑画像クリックで作品HPへ

久しぶりに自信をもってお勧めできる作品に出会えました。
この感動は・・・以前レビューした「カレイドスコープ」を想起させましたね。


おおう。ものすごい評価ですね。確かにわたしも良い作品だと思いました!
なんと言ってもシナリオでしょうか。


話の大筋は作品HPに譲りますが、登場人物などを補足しましょう。
一年前に事故に遭い意識不明になってしまった菅野慎一、
慎一の入院する病院に足繁く通う幼馴染で恋人の夢野真理、
同じく幼馴染で2人と付き合いの長い大久保武。
以上3名に加え、大学のクラスメイトである仁草太と古賀ひとみの2名が核となる人物になります。


5名以外にもサブキャラは多く、そういったキャラにも見せ場がありましたよね。
物語の主な舞台は病院ですが、大学におけるテニスサークルや、
友人同士の他愛無いやりとりの描写も多く感じました。


この作品は上に挙げた人物たちを三人称視点で描きます。
ノベルゲームというと、たいていの作品は主人公がいて、その主人公が語り手になると思うので、
その点こちらの作品は特殊ですね。
しかし、だからこそと言うべきでしょうか。人物の言動の描写が生き生きとしています。
特筆すべきなのは比喩の使い方でしょう。
「~のような」「~のごとく」という表現が随所に登場しますが、
それがどれも非常に上手。
なので、読者が容易に場面の情景を思い浮かべることができます。


文章と背景と音楽という限られた手段の中で、これだけありありと表現できるというのは、
まさに作者さんの技術の高さがなせる業でしょうね。


なんていうんでしょう、語彙力の豊富さを感じますよね。


語彙力とは少し違いますが、実在の小説や映画なども作中に登場してましたよね。
そのあたりにも教養の高さを感じます。


その取り上げられる実在の作品が、この作品のストーリーにも絡んでくるところも上手でした。

比喩表現などの文章力もさることながら、シナリオも見事でした。
前半は3名の過去の回想も混ぜながら、各人物の気持ちや葛藤などを描き出しています。
まさに互いの感情が行き交う人間ドラマという感じ。


軽妙でコミカルなやり取りの中で、幼い頃からの幼馴染である3名と、
大学からの友人である仁とひとみとの対比が特に上手だと思いました。
さりげない描写がいろいろなものを暗示しているんですよね。


そうそう。仁とひとみの描写が、慎一あるいは武と真理の心情を裏付けている面もあって、
「上手だなぁ」と唸らされましたね。
こういった話は、ややもすればわざとらしさが目立ってしまうこともあるんですが、
この作品では全然そんなことを感じさせませんでした。

また、中盤に挟まっているテニスの大会の場面も臨場感たっぷりでした。
夏らしさを感じられるのが良いですね。
夏という季節とスポーツというのは相性ばっちりなのでしょう。

終盤は一転してあっと驚く展開になります。
いささか唐突な感も無きにしも非ずですが、
この作品で最も言いたかったことをストレートに表現しており悪くないまとめ方でした。


冒頭から終盤まで貫いている一本の筋のようなものがありますよね。
その流れが綺麗で、それが作品全体の質を高めていると思いました。
そしてあのエピローグは深い感動を呼んでいましたね。


ええ、「カレイドスコープ」では問題が次々に起こり状況が二転三転という感じでしたが、
この作品では一本道という印象ですね。
終盤は急展開過ぎて、仁やひとみの出番が・・・となってしまいましたが、
あのエピローグで綺麗に収束していました。


なので、あのエピローグを見る限り結果的に成功はしているんですが、
個人的には終盤の「あっと驚く展開」が浮いているように見えてしまうんですよね。
もちろん、伏線はあったのでまったく突然というわけではないんですが、
それにしても、不気味というか、異質な雰囲気を感じます。


うーん、もっと自然な展開というのを予想していたのはわたしもです。
「目を覚まさない慎一」「いつ目が覚めるかわからない慎一」という素材ですから、
いろいろな料理の仕方があったように思いましたね。


あの展開までは心情重視の理路整然としたストーリーでしたので、
最後までその路線でいくのかな・・・と思ったんですけどね。
ちょっと肩すかし感みたいなものがありました。

また、全体的に少し冗長かもしれません。
特にテニス大会の描写。描写自体は緊迫感あふれる素晴らしいものなのですが、
いかんせん同じような描写が続きますのでダレます。
要所要所で光る場面はあるので、そういった場面に絞って簡潔にしても良かったかも。


でも、中盤までの群像劇と、その中で描かれる複雑な心情描写は見事。
エピローグでは描かれていたことが集合し、作者さんの言わんとすることがまとめられています。
そのひしひしと伝わるメッセージで、全てのネガティブ面を相殺していると言えるでしょう。


プレイ時間は3時間程度・・・と作品HPにありますが、私は読むのに倍以上かかってしまいました。
内容が濃く、ずっしりとした作品に感じたんですが・・・単に読むのが遅いだけでしょうw
選択肢はなく、本編クリア後にあとがきを読むとエピローグが開放されます。
音楽は素材からの選曲ですが、場面にぴったりな曲ばかりで心地よくプレイできます。
テニス大会の試合の曲は、激しめの曲ながらも爽やかで夏らしいと感じました。
CGは背景画像のみで立ち絵はありません。まさに文章で勝負のビジュアルノベルでしょう。
先ほど触れたように比喩を活用した情景描写が詳しいので、不自由ないです。


長編作品ですが、それを差し引いてもプレイする価値のある作品です。
友情や愛、そして信じることの大切さを通じて、生きる意味や素晴らしさを描いています。
そのセンスあふれる描写は必見。
前向きに生きていく勇気が湧いてくる・・・
そんな素敵な物語をこの夏のうちに紹介出来て嬉しく思いました。
気になった方はぜひプレイしてみてください。お勧めですよ!

ではでは、今日はこのあたりで。お付き合いありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう!

レビュー「夏の雫」

皆様こんばんはーけんのすけです。


美波です!

お気づきかと思いますが、ブログを模様替えしました。
旧テンプレも鮮やかな緑で気に入ってたんですけど、ちょっとイメチェンです。


シンプルですっきりした感じになりましたね♪

コメントや「続きを読む」のワンクリック開閉も旧テンプレ同様に使えるので便利です。

2週間ほど空きましたが、お久しぶりのフリーゲームレビューをしていきましょう。
本日ご紹介するのもこの季節にぴったりなこちらの作品。

「夏の雫」
制作者:晴れ時々グラタン


↑画像クリックで作品HPへ

端正な文章と視覚効果の技術が光る作品でした。
田舎から上京した主人公が10年ぶりに帰郷するところから物語は始まります。


確かにそうなんですが、冒頭は「何かあるな」と感じさせる始まり方でしたよね。

はい。ちょっとシリアスと言うか、ホラーに近い入りでした。
それが後々伏線となってくるんですけどね。

この作品、登場人物は多くありません。
ほぼ、主人公と幼馴染の少女とのやり取りで進んでいきます。
しかし、決して単調とは感じませんでした。


頻繁に回想が入るんですよね。
その回想によって冒頭で「???」となった部分が明らかになっていく感じでしょうか。


そうでしたね。謎解き型の作品でした。
ついつい続きが気になり、一気に読んでしまうという工夫がされています。

それにもまして優れているのが、文章の質です。
倒置や反復を使った言い回しが、読者の心に響いて印象に深く刻まれます。
また、句点を多用する表現を入れることで、作品全体のリズム感を生み出すと共に
情景を思い浮かべる助けにもなっていると言えるでしょう。


この作品はどちらかと言うと、事実で読ませるというより、
イメージや感覚のようなものを大切にしている印象がありますよね。
丁寧で整った文章が、そういったものを際立たせていると思いました。

グラフィックも随所で視覚効果に訴えるものがあり、何か神秘的なものを感じます。


海の場面などはそういったグラフィックも相まって、情景がしっかりと読者に伝わりますね。

そして忘れてはいけないのが、確かなメッセージ性。
思春期から青年期に向かう繊細な心情を利用して、幼い頃に誰しも思うことを上手に表現していました。
文章がすんなり頭に入ってきますので、作者さんの言いたいことが読者にわかりやすいと思います。


一応恋愛も絡みますが、恋愛ノベルと言うよりはサスペンスに近いでしょうか。
サスペンスともちょっと違いますが。なんかこう、不思議な感じの作品。
中盤に1か所選択肢があり3ルートに分岐します。
そしてすべて読むと後書きからもう1ルート読むことができます。
トータルで1時間~1時間半程度。
CGは立ち絵に一枚絵も豊富。ちょっと癖があるかもしれませんが悪くありません。
何より物語に合ったグラフィックになっているのが良いですね。
音楽も素材からの選曲ながら、作品を引き立てる役割をしっかり担っています。


事実を並べるストーリーで勝負というより、感性に訴える精緻な文章で勝負の作品です。
現在描写と回想の合間で少しずつ明らかになる謎、確かに伝わる作者さんのメッセージ。
読了後には、何とも言えないものが心に残ることでしょう。
興味を持たれた方は、プレイしてみてはいかがでしょうか。


ではでは、今日はこのあたりで。お付き合いありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう!

レビュー「ほしうた」

皆様こんばんはーけんのすけです。


美波です!


夏商業ゲームレビュー第4弾。アイスぺともコラボがあったこちらの作品をご紹介しましょう。

「ほしうた」
ブランド:フロントウイング

ほしうた2008年秋発売予定
↑画像クリックで作品HPへ(18歳未満閲覧禁止要素を含みます)

夏のリゾート地のさわやかな雰囲気が素晴らしい作品です。あらすじや登場人物は公式HPを参照していただきましょう。


「ほしうた」という作品名の通り、舞台の美星町に伝わる「ほしうた伝説」がキーポイントになっている作品でしたね。

そうですね。この作品は攻略可能人数5名の恋愛アドベンチャーなんですが、その5つのルート全てで「ほしうた」が絡みます。その一貫性は良かったですね。なんていうんでしょう、舞台を上手に生かしているんです。


シナリオ担当者が複数いるためか、アプローチの仕方にはばらつきがあった感じはしましたけどね;

まあ、悪く言えばばらつきかもしれないですけど、裏を返せばバリエーションでしょう。ただ、5つのルートが終わった後にグランドフィナーレみたいなトゥルーエンドがあれば綺麗だったかなとも思いました。アプローチの仕方がルートによって異なるせいで作れなかったのかもしれないので、この点はちょっともったいなかったでしょうか。


「フレラバ」のようなキャラとのやり取りを楽しむ作品というより、どちらかというと「CLANNAD」や「FORTUNE ARTERIAL」のようなシナリオ重視の作品でしたからね。でも、海沿いの田舎町の夏という雰囲気と「ほしうた伝説」の組み合わせはとても噛み合っていると感じました。

その雰囲気と相まって際立っていたのが、各シナリオにおける心情描写です。この作品、ヒロイン5名のうち2名は初めから主人公に想いを寄せており、他の3名のヒロインも主人公へ惹かれるのに時間はかかりません。なので「好きになるまでの過程」の描写は正直薄いです。でも、ヒロインと主人公が自分の気持ちに気付いてから、互いに想いを打ち明け合い、晴れて恋仲になるまでの心情描写が細やか。様々な問題を抱えているヒロインが、主人公への想いの前に葛藤する姿の描き方が絶妙です。


確かにヒロインの揺れ動く気持ちというのは伝わってきましたね。特に結衣⇔くららのせめぎ合いですとか、翠やれんげにおける問題解決の仕方でしょうか。ですが、いずれも作られた設定と言いますか、物理的なものなんですよね。もちろんフィクションですから作らないと物語にならないわけですけど、それを差し引いても「わざとらしさ」のようなものが目立ってしまったのもあるのではないでしょうか。

おおう、言いたかったことを美波さんが言ってくれましたw せっかく心情描写には優れたものがあるので、もっと強化してそれを売りにした作品にすれば良かったかもしれないですね。くららルートやれんげルートなどは描写に力を入れることで、素晴らしいシナリオに化ける可能性があったように思います。ご都合主義感というと語弊があるかもしれないですが、特にくららシナリオには蛇足が多いと感じました。もう少し純粋に「再会」と「ほしうた伝説」に照準を当てたシナリオにすれば綺麗になったでしょう。


その点では、結衣ルートが一番無難な仕上がりだったでしょうか。

そうですね。主人公との距離感を素直に描いたシナリオだったと思います。でも、亜里砂のアレはやはり蛇足に感じましたけどね・・・w これはご自身でプレイしてお確かめくださいw


CGは綺麗で言うことはありません。音楽は物語の雰囲気に合ったBGMが多く、これは手放しで評価できます。オープニング主題歌「尋ねビト」ももちろん良曲でしたが、エンディング主題歌もなかなかでした。各ルートの結末を見た後に流れると、心に来るものがあります。あと、細かい工夫やおまけも親切でしたね。特にシステムボイスの喋り手を好きなキャラに設定できるのはユニークでした。

キャラゲーと言うにはやり取りが淡泊で、シナリオゲーと言うには物足りなさを感じる作品でしたが、心情描写には光るものがあります。何より先ほども触れた通り雰囲気の良さは秀逸です。初夏から晩夏までのリゾート地が舞台。この機会にいかがでしょうか。


ではでは、今回はこのあたりで。お付き合いありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう!

そろそろ復帰&宣伝

皆様こんばんはーけんのすけです。


美波です!

私用の方も少し一段落しまして、そろそろ復帰の気配です。


わたしも先週はお休みをいただきまして、リフレッシュしてきました! また頑張ります♪

さて、先週はろくに記事を書かなかったんですが、なぜか普段よりもいろいろな方にアクセスを頂いたようでm(__)m 


ありがたいですね♪

ホントですねー。 ブロともさんなどいつもの方はもちろん、訪問者履歴を見ると直接知り合いではない方の訪問も。ゲーム関連のブログを運営している方が多い感じでした。


なんらかのキーワードで検索して引っかかっているんでしょうね。


その中で、私がプレイしているソシャゲである「あんさんぶるガールズ!」関連のブログの方からも訪問があって、そこで公開されているキャラの紹介動画がなかなかよくできていて感心してしまいました。

というわけでぺたっと。




ゆっくり音声に抵抗のある方は、音声オフで再生をw

登場する順番はバラバラなんですけど新追加キャラ以外は網羅しているので、一通りキャラを見渡すのに便利です。初めての方でも、「この娘お気に入りかも」というキャラが見つかるはず!


ちょうどアプリ内では「第2回君咲学院選抜総選挙」という人気投票イベントが行われていますし、けっこうタイムリーですね。

まあ、アプリやってない方にとってはどうでもいい情報になってしまうんですけどね;

とりあえず動画を見てくださった方で、「もっと詳しく知りたい!」と思った方は

公式サイト
http://kimisaki.happyelements.co.jp/
またはキャラデータベース
http://agnode.sakura.ne.jp/ensemble_girls/
を見ていただくと良いでしょう。


公式サイトは主にアプリ全体の遊び方や概要の紹介、データベースはキャラの詳細ですね♪

そして、興味が出てきたあなたはアプリを開始しt・・・


・・・ゲフンゲフン さすがにアプリ新規開始はハードルが高いので、今回は別の宣伝をw

今、電撃オンラインというサイトでこんな企画が行われておりまして。

http://dengekionline.com/elem/000/000/900/900956/

その名も「ゲームアプリ水着美少女 公約付き横断総選挙2014」

総勢85キャラによる投票形式で順位を決めるようです。


奇しくもこちらも総選挙なんですね。いろいろなアプリからキャラが登場してますね♪知らない作品がほとんどですが、中には有名なタイトルからの参戦もありますね。

そうなんです。そしてそこにあんガルのキャラが3名エントリーしているんですよね。
ちなみにあんガルの公約は

(1)10位以内に入った人数に応じて、全ユーザーにプレミアムガチャチケット×10位以内に入った人数ぶんをプレゼント!
(2)3位に1人でも入ったら、親愛度5倍アップキャンペーン実施&SR確定チケットを全ユーザーへプレゼント!!
(3)1位を取れたら、この3キャラクターの記念URを作成、全員配布!!!

ちなみに投票期間は今月31日までで、1日1回投票できます。皆様、清き1票をあんガルキャラへ!

っと、それだけなら
「は?そんなプレイしてもいないアプリのキャラになんて投票するわけないじゃん」
という感じだと思いますが、先日中間発表がありまして、何と・・・

http://dengekionline.com/elem/000/000/906/906851/?closeup

第1位に「三波なつみ」が入るなど、上位5キャラのうちあんガル勢が3名全員入るという健闘を見せているんです!


わあー! このままいけば、公約(3)まで達成ですね♪

アイマスは出てないですが、ガールフレンド(仮)など有名なアプリが参戦しているので正直厳しいと思っていたんですよね。ですが予想に反してこの滑り出し。これは全力で1位を取りに行くしかないジャマイカw

というわけで、この記事を読んでいる方にもご協力いただこうかとw 一応投票者にも抽選でWebMoneyのプレゼントがあるので、損はないはずです。


わたしも、同じ「みなみ」つながりがありますから応援せざるを得ないですね。ここで三波なつみちゃんについて軽く紹介してみてはいかがです?

そうですね。電撃のページに水着の画像はありますが、とりあえずデフォルトの画像をぺたり。



制服を着るとこんな感じ。主人公(転校生)の幼馴染で、真面目で世話焼き。スタート時点では一番近いポジションにいる娘なんですが、物語が進んでいくにつれて主人公の隣の座を他キャラに奪われがち・・・ということで、アプリ内の立ち位置としては準メインヒロインという感じでしょうか。・・・かと言って、正メインヒロインが誰かと言われると困るんですけどねw

この娘には、とにかく健気なところに惹かれます。みんな仲良く、というのが信条ですので、ついついライバルにも塩を送ってしまいがち。何のライバルかというと・・・まあ恋愛のですけどw 自分の本当の気持ちとのせめぎ合いに心を動かされるプレイヤーも多いんじゃないかと思います。このあたりは、実際にアプリをプレイしてストーリーを読まないと・・・という部分ですけどね。


なつみちゃんの気持ち、すっごくよくわかるんです。わたしもそういう気持ちありますし・・・ちょっと優柔不断で押しが弱いところも自分に重ねちゃいますね。

他にもデータベースを見るといろいろな画像を見ることができます。個人的になつみの水着と言えば、



これかなーと。まあ、電撃にエントリーしているのも良いですけどね。

というわけで、「あんさんぶるガールズ!」がアツい!という記事でした。始めるなら今ですよ!


結局新規開始の勧誘になってますね^^;

ではでは、長々とお付き合いありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう!


当ページは、Happy Elements株式会社「あんさんぶるガールズ!」の画像を利用しております。
該当画像の転載・配布等は禁止しております。
(c)Happy Elements株式会社


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ちょっと小休止

皆様こんばんはーけんのすけです。

・・・

今日は一人でお送りします。

ちょっと先週末からお盆関係の私用でこちらの方滞ってます;
ゲームプレイの方も、昨日からまとまった時間が取れず。この状態は来週初めくらいまで続く見込みです。
よって記事投稿再開もそのあたりになりそうです。

図らずも「休んでもええんですよ・・・」が実現してしまいましたが、また次の記事以降、お付き合いいただけたら幸いです。


・・・本当は昨日あたり更新したかったんですけどねw ネタをまとめるのに苦戦して流れてしまいましたw なので次回をお楽しみにということで。

ではでは、見ている方がどれほどいらっしゃるかわかりませんがお知らせでした。
また次の記事でお会いしましょう!

レビュー「拾われた夏のエデン」

皆様こんばんはーけんのすけです。


美波です!

この週末は台風が接近するとか。暑くなったり大雨になったり、大変です;


西日本の方では今週豪雨で被害が出たようですね; 週末もお気を付けください><

さて、今日もレビューをしていきましょう。コメントで「休んでもええんですよ・・・」と言われた気がしましたが、もはや記事を書くのが自分の中の一部になっている気がして・・・w

気を取り直して。今回ご紹介するのはこちらの作品です。

「拾われた夏のエデン」
制作者:LR


↑画像クリックで作品HPへ


この作品も変わった作品でしたね。

そうですね。雨の中店先で飲んだくれていた主人公(おっさん)が少女に拾われ、どういうわけか廃墟に連れてこられ猫として飼われる・・・という出だしで始まります。こうして言葉にすると突飛に感じますが、環境はやや独特であるものの、物語は主人公と少女のやり取りでゆったりと進んでいきます。


主人公も少女も、ほとんど情報が明かされないのですが、それがまた「どんな結末になるんだろう」という想像をかきたてますよね。

そうなんです。こういうストーリーならば物語になかなか入っていけない恐れが出てきそうなんですが、全然そんな感じがしませんでした。

というのも、文章が非常に洗練されているのです。まるで小説を読んでいるかのような感覚でした。かと言って硬すぎもせず、ところどころラノベ風の砕けた表現も入ります。そのあたりの加減が上手で、負担なく読み進めることができましたね。


その文章の巧みさが、作品の主題にマッチしていた感じがしましたよね。

そうなんです。この作品はどういう作品かというと、他者とのかかわりとか、人生とか、過去と現在と未来とか、そういう哲学的な考察を扱う作品なんですよね。ちょうど以前レビューした、「ナルキッソス」のような感じでしょうか。プレイヤーに問題提起をして、考えさせる要素がありますね。

それが、明かされない人物設定と相まって上手く表現されています。「ゆったりしているのに緊迫している」「ポップな軽いノリなのに真面目で哲学的」という感じも同様です。それらが、これまた絶妙な登場人物の台詞、あるいはト書きでバシッとまとめられているんですよね。ある種「名言」的な言い回しが随所に登場していた印象があります。


「天秤」に関するものですとか、「サンドバック」に関するものは印象的でしたね。でも、文章自体は丁寧な描写などもあってわかりやすいんですが、扱っている内容がやや難しい感じでしょうか。

まあ、そう言えるでしょうか。でも、その難しい感じ・明確でない漠然とした感じが、「ラストでどういう結末になるんだろう」というわくわく感を生み出していました。

だからこそ、最後の最後で明かされた設定に少しがっかりしてしまうのです。ネタバレなので触れませんが、あれでいいのでしょうか・・・ 百歩譲って主人公は良しとしましょう。ですが少女の設定には拍子抜け感が否めません。もっと別な、納得出来得る設定があったのではないでしょうかね。それが最終盤の盛り上がりに水を差す結果になってしまっていました。


うーん、おっしゃることはわからないでもないんですが、そこまで酷評するものでもないのでは・・・; こういった主題を扱うにあたり、仕方のない設定だったのだと思いますし; 例の設定についてもう少し、根拠というか、前半部分でそういうのを思わせる描写があれば良かったのかもしれませんね。

設定についてはやや残念だったものの、本編終了後に開放される後日談で、そういったネガティブ要素を挽回していると言えるでしょう。しっとりと、じんわりと来る終わり方になっています。


なんか、「しっとり、じんわり」って言えばいいと思ってませんか?;レビューでいつも使っている表現のような;

だって「しっとり、じんわり」って感じなんだものw 深い感動っていう感じじゃないんですけど、「ああ。こうなったんだなぁ」としみじみするんですよ。この感覚は、やはりプレイしてお確かめいただきたいと思います。

プレイ時間は1時間半から2時間程度でしょうか。選択肢はありません。CGは背景のみで立ち絵はなし。ですが、こういった想像や考察を促すタイプの作品は、かえってシンプルな方がいいのかもしれませんね。BGMは素材からの選曲ですが、場面場面の使い分けが上手で物語を引き立てています。この作者さんは複数作品を発表しているようなので、折を見て他にも触れてみたいですね。

少し難しい要素を含む作品ですが、そういう作品に抵抗のない方なら満足できるでしょう。タイトルにあるように梅雨明けから晩夏にかけての物語です。興味を持たれましたらぜひプレイしてみてください。

ではでは、今日はこのあたりで。また次の記事でお会いしましょう。
お付き合いありがとうございました!

レビュー「夏の日のレザナンス」

皆様こんばんはーけんのすけです。


美波です!

どんどんレビューをしていきましょう。
本日ご紹介するのは短編ながらも切なさが光るこちらの作品です。

「夏の日のレザナンス」
制作者:彩藤神楽


↑画像クリックで作品HPへ

この作品、主人公が女性なんです。「これが噂の乙女ゲーか・・・」という感じ。しかも百合要素ありというw いっそのこと美波さんにレビューしてもらおうかなw


百合ですって!?わたしにそんな気は・・・そもそもけんのすけさん一筋ですし・・・じゃなくて!そんな、恐れ多くて・・・わたしは今まで通り、時々相槌を打つ感じで大丈夫ですよ; 

そう? まあ、いつも通りやりますか。あらすじは公式HPを参照していただき・・・たいところなんですが、公式のあらすじはあまりにも簡略なので、こちらで補足を。主人公の佳澄はある朝、自転車同士でぶつかってしまい携帯電話を壊してしまいます。しかし数日後、その壊れた携帯電話が奇妙な電子音と共に変化を示し、ホログラムのようなものが空中に浮かび出しました。その中に少女が現れて・・・ という感じなんですが、ちょっと言葉だと分かりにくいですね。短編で時間はかかりませんから、プレイしてみるのが手っ取り早いと思います。


SFっぽい感じでしたね。動かないはずの携帯電話が電波をキャッチする・・・言葉にしてみるとホラーっぽいんですけど、明るい登場人物のおかげか全然怖い感じじゃなかったです。

そうですね。この作品の良いところは、その文章。描写が丁寧で、起こっていることは難しそうなのにそんな感じがしないんですよね。中でも比喩の使い方が上手だと思いました。「頭の中がスクランブルエッグのよう」なんて上手いと思いませんか?繊細な心情を絶妙な比喩で表現していて、「女心は難しい」とお思いの貴方でも、ついていきやすいでしょう。


自分だって女心なんてちっともわかっていないくせに何を・・・文章が見どころの作品というと、「夏色のコントラスト」があったでしょうか。読んでいて情景が浮かびやすいんですよね。それにこの作品で際立っているのは、何といっても切なさだと思います。ただでさえ夢のような時間というのはあっけなく終わってしまうもの。それが淡い恋心に絡むものならばなおさらです。切なさを感じずにはいられません。

最初ちょっと聞き取れませんでしたが、さすが女性からの意見は重みが違いますね。

文章だけでなく、グラフィックもなかなかでした。ホログラムに映る少女キャラ2名の絵は申し分ない品質です。この作品、実は2002年に発表ということで10年以上前の作品なんですが、そんなことを感じさせない外観です。音楽も種類こそ少なめですが、品質は上々。本編クリア後に表示されるパスワードでおまけを見ることができ、それがまた良い余韻を残します。

プレイ時間はおまけも含め40~50分ほどで、選択肢もありません。女性視点&百合要素ありと言いましたが、そういうこと関係なしにすっきりとまとまった良作だと思います。じわっと来る切なさを味わえるこの作品、短く手軽にできますのでプレイしてみてはいかがでしょうか。

ではでは、このあたりで。本日もお付き合いありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう!

レビュー「フレラバ」

皆様こんばんはーけんのすけです。


美波です!

本日は、ブロともさんからお勧めされたこの商業作品を取り上げます。

「フレラバ~Friend to Lover~」
ブランド:SMEE


フレラバ~Friend to Lover~応援中!

↑画像クリックで作品HPへ(18歳未満閲覧禁止要素を含みます)

いやー、ようやく読了。商業作品はどうしてもボリュームが多いので、「一気に読み切る」っていうのができないんですよね。手を付け始めてから、なんだかんだで2か月近くかかってしまいました。


好きなヒロインの攻略を先にやってしまうと、最後の方のルートでペースが落ち気味になるのは当然かと思いますけど;

まあ、そうなんですけどね。でも結果的に、すべてのルートを読み終えた感想を一言で言うと、「満足」です。具体的なレビューに移りましょう。


あらすじや登場人物は公式HPを参照していただきます。簡単に言うと「夏までに彼女を作る」と宣言した主人公は、果たして宣言通り彼女を作ることができるでしょうか。という感じ。攻略可能人数4名の学園恋愛アドベンチャーですね。物語中で描かれるのは4月中旬から夏休みくらいまでの間です。


夏が舞台の作品も多いですけど、4月・新学期に始まる作品もかなりの割合を占めてますよね。

そうですね。このブログで紹介した商業作品だと、「Nursery Rhyme」に「FORTUNE ARTERIAL」、「恋もも」に「はぴねす!」・・・「リトバス」はGW明けですから少しずれますが、一般的な美少女ゲームって大体新学期に始まるイメージがありますよね。

ですが、この作品はそういった「一般的な」作品とは一線を画していると思います。その理由は、作品のシステムと詳しい関係進展描写にあります。


この作品、ヒロインとの関係を進展させるための「Friendパート」(6月まで)と、進展させた結果告白が成功し、恋仲になった後を描く「Loverパート」(7月以降)に分かれています。一般的な恋愛アドベンチャーだと、単純にストーリー中に現れる選択肢を選んで進める感じだと思いますが、この作品の「Friendパート」は「会話」形式。休み時間に話しかけるヒロインを選択し、何種類もある話題から自由にネタを選んで会話するという、ある意味シミュレーション的な要素もある形式になっています。


斬新でしたよねー。初めての形式でしたね。

この形式が個人的には大ヒット。ヒロインとのやり取りはどれも面白いですし、何より自由なのがいいです。選んだネタと、選んだあとの会話中に現れる選択肢の選び方次第でヒロインへの好感度が決まり、良いコミュニケーションができるとヒロインの反応も変わってきます。

そして、ある程度好感度が上がると関係進展イベントが入ります。この「会話→関係進展」の流れを何回か繰り返す形になります。関係進展イベントを経ると、主人公がヒロインに声をかけたときの反応が変わったり、選べる会話のネタが深いものになったりと、「ちゃんと進展したんだなぁ」と実感できるところがすごく良いです。


そのあたりの工夫が素晴らしいですよね。さすが「友達から恋人へ」という流れを売りにしているだけのことはあると思います。けんのすけさんはそのあたり重視されますから、これは評価高いのもうなずけますね。

さすが美波さん、私のことをよく分かってますねw 進展具合が明確なのもポイントなんですが、恋仲になる根拠のようなものが示されていたのが良かったですね。でもこの点はルートにもより出来不出来感じましたけどね;

「Loverパート」はいちゃいちゃばかりなので特に言及はしませんが、ラストはどのルートも概ね良いまとめ方。

個人的に好みのルート・キャラは理奈です。関係の進展も納得できますし、何よりラストが素晴らしかったです。それに加え、声が非常に自分好みなんですよね。あじ秋刀魚さんという方は今まで知らない声優さんだったんですけど、中原麻衣さんと南條愛乃さんを足して2で割ったような感じで、一目惚れならぬ「一耳惚れ」でした。


他のヒロインも、ゆずゆシナリオでの恋仲に進展するまでと恋仲になった後のギャップには目を見張るものがありますし、陽茉莉は「旧幼馴染」らしく、「新腐れ縁」の理奈との競り合い?は見物でしたよね。岬先輩はほんわかとした雰囲気で、その天然なキャラははまる人にははまりそうです。

あと、一部ヒロイン間で「やきもちシナリオ」があるのも、ちょっとした工夫として嬉しいものではないでしょうか。



そうそう、アプローチをかけるヒロインを自由に選べるということで、複数のヒロインにアプローチすることも可能になっています。で、ヒロインをとっかえひっかえして複数のヒロインと進展すると発生するのが「やきもちシナリオ」。ちょっとした短いものですけど、アクセントとして効いていますね。

ですが、やはりアダルトゲームということで、尺的には「Loverパート」偏重でしたね。個人的には「Friendパート」をもっと重視して長く枠を取っても良かったかなと思いました。でも冗長な「Loverパート」のおかげでラストが映えている面もあるので何とも言えないでしょうかね。

シナリオ以外の面で苦言を呈するなら、誤字脱字の多さが挙げられます。きちんと修正パッチを当てたのに、下手なフリーの作品よりもひどい。「けんとう」とか「ついきゅう」などの定番はいざ知らず、「妥当」とすべきところを「打倒」とか、初めて見ました。シナリオ・システムが素晴らしいだけにもったいないです。

また、CGや音楽は商業作品としては普通でしょうか。しっとり系の音楽は良かったですが、各ヒロインのテーマBGMや日常BGMは特に印象に残るものではありませんでした。


Key作品など、音楽が高品質の作品と比較するのは酷でしょう・・・ そのあたりは好みの問題もあるでしょうし;

そうなんですけどねw 言い忘れていましたが、この作品は声ありの商業作品であるにも関わらず主人公の名前が任意入力です。この点も、よりリアルな恋愛体験に一役買っていますね。別のブロともさんに紹介された商業作品「PRETTY×CATION」というのも現在進行中なんですが、こちらも任意入力でした。まだまだクリアは先になりますが、いずれレビューするでしょう。


というわけで、諸々至らない点は目立つんですが、それ以上に斬新なシステムと、細やかな関係進展描写が光る作品です。恋愛中心で深いストーリー性はありませんが、これまでプレイしてきた「美少女ゲーム」の中では自分の中では高い評価になりました。「過程重視」の恋愛アドベンチャーをお求めなら、お勧めですよ。

ではでは、本日はこのあたりで。お付き合いありがとうございました。
今月はあと3つくらい、商業作品をレビューしたいと思っています・・・週1ペースですね;
1つは終わるめど付いていますが、残り2つは全然なのでどうなるか・・・
とりあえず、また次の記事でお会いしましょう!

レビュー「しぇいむ☆おん」

皆様こんばんはーけんのすけです。


美波です!

けんのすけのレビューは微妙過ぎてコメントしづらいという指摘を受けたり受けなかったり・・・ですが構わず続けます!


あのブロともさんの記事のレスのことです? 別にそんな感じじゃなかったと思いますけど;

慰めは結構ですw 最近レビュー一辺倒ですからね。新企画の情報をいつまでたっても記事にしない私に全責任があります^^;


ありましたね、そんな話。もう大半の方は忘れているかも・・・

ゴ、ゴホン、そういえば催促のコメントもいただいたような? どうなったんですか、企画の方は。


少しずつではありますが、進行はしているんですよ; ただ、レビューのペースを落としたくないという理由で作品のプレイと並行作業になっているだけで・・・

言い訳をさせてもらうと、前回の「アニソン&ゲーソン」みたいな連続企画じゃなくて、どちらかというと一気にボーンという感じなんですよ。なので、ある程度めどがつかないと告知しにくいんです。出来もしないうちから具体的に告知して、それで立ち消えになったらあれじゃないですか;


それはそうですね; 実際のところいつごろ告知できそうなんですか?

当初は夏の間に・・・と思ってたんですが、厳しいかな;; 悔しいですが、告知も未定ということで;;



気を取り直して、レビューに移りますよ。
今回取り上げるのは、久しぶりに純粋な恋愛アドベンチャーです。

「しぇいむ☆おん」
制作者:ツンデレ喫茶製作委員会


↑画像クリックで作品HPへ
DLはこちら


そういえば最近は恋愛以外に主眼が置かれた作品のレビューが多かったですね。恋愛を扱っていても、幽霊や超常現象の要素が含まれている作品ばかりだった気がします。


こういうとき「フリーゲームレビュー一覧」は便利ですねw 「もえなつ」以来になりますかね。作品のあらすじや登場人物はHPを参照していただきたいと思います。主な舞台は8月上旬の喫茶店です。

まず目を引くのが、キャラクターの特徴でしょう。なんと、メインヒロイン5名が全員喫茶店で働くツンデレ少女というw ツンデレ好きにはたまらない設定となっています。


全員ツンデレと言っても、一人としてキャラが被ることはなかったですね。わかりやすいツンデレ2名+ちょっとツンデレっぽい3名という感じでしょうか。


ともすればみんな同じようなキャラでがっかり、なんていうことになりそうなのに、全然そんなことなかったです。サブキャラにも個性や見せ場があり、とてもよく作られていると思いました。


でも、何といっても素晴らしいのがシナリオ。メインヒロイン5名のシナリオはどれも素晴らしく、ボリュームも申し分なかったですね。特に気に入ったのが、可奈ルートと美幸ルート。可奈ルートに関しては本当にオーソドックスなシナリオであるにもかかわらず、しっかり感動することができました。一方の美幸ルートは、その心情描写が素晴らしい。美幸の独特なキャラも相まって、ほろりほろりと来てしまいました。


可奈のお話は本当に綺麗にまとまっていましたよね。オチはある程度見え見えなんですが、それを上回る展開の上手さが感動を引き立てていたと思います。

この5つのシナリオだけでも十分満足なんですが、他のサブキャラのエンドや、まったく方向性の違うエンドも用意されていて非常に奥が深いです。この作品の分岐は、基本的に地図上の場所を選択する形式になっています。各場所にはキャラが表示されているので追い続ければ攻略できるかと思いきや、そう単純にいかないのがこの作品の真骨頂。本格的なアドベンチャーになっています。


早苗ルートなんかは、ただ追いかけているだけだと絶対に行けませんからね・・・よく考えられていますよね。

攻略サイトを見ながらが良いでしょうね;

そして忘れちゃいけないのが、豪華なおまけです。ルートをクリアするたびに開放され、アフターストーリーやミニゲームなどバリエーションも多彩。開発秘話なども興味深くて良かったですね。


一番最後に開放されるグランドフィナーレでは、すべてのルート・アフターストーリーを踏襲していて綺麗だと思いました。


総じて完成度の高い作品なんですが、気になった点を少しだけ。システムに関することですが、既読スキップが使いにくいことが挙げられます。いちいちコンフィグ画面を開かなければならないので使い物になりません。何度も繰り返しプレイする性質上、既読スキップが使えないのは非常に痛いところです。

シナリオに関しては、やはりいつもの指摘になりますが、一部ルートで主人公とヒロインが結ばれる理由・根拠が不明瞭です。8月上旬の10日程度しか期間がないので、好きになるのならばきちんとしたイベントや然るべき会話がなければ、説得力に欠くと言わざるを得ないでしょう。

また、一部ルートでラスト付近が冗長に感じる部分もありました。「ツンデレ」の部分を強調しようという目的なのでしょうけどね。もう少しすっきりと、簡潔にまとめも良かったのではないでしょうか。


メインヒロインの5つのルートはただでさえボリュームたっぷりですからね;


プレイ時間は、全ルート+おまけ読了に10時間以上かかるのではないかと思います。メインヒロイン5ルート+サブシナリオ5ルートの計10ルートでボリューム満点。狙わないと入れないルートがありますので、素直に攻略サイトを頼りましょう。CGは立ち絵に加え一枚絵もあり、品質に問題ありません。音楽は、ポップな雰囲気のボーカル主題歌が、元気で明るい作品の雰囲気をよく表しています。

特徴的で可愛いヒロインに、質・量ともに申し分ないシナリオが合わさり、非常に完成度の高い作品に仕上がっています。全ルートクリアには骨が折れますが、おまけも含め制覇した際の満足感は言い表せません。特にツンデレ好きな方にはぜひプレイしていただきたい作品です。


ではでは、本日はこのあたりで。お付き合いありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう!
プロフィール

けんのすけ@アイスペ

Author:けんのすけ@アイスペ
○このブログについて○

・日記

・ノベルゲームやアドベンチャーゲームのレビュー

・その他音楽やソーシャルゲームなど

に関する記事を扱っていました。
2018年1月末日をもちまして、
記事の更新を終了させて頂きました。



○ゲームのレビューについて○

フリー・商業問わず感想などを記事にしています。
全体的には発表されたのが昔の作品が多めです。
ネタバレはできるだけしないようにしますが、無いとも限りませんのでご了承ください。
原則、フリーの作品は甘目、商業の作品は辛目のレビューになっています。

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