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レビュー「智代アフター ~It's a Wonderful Life~」

皆様こんばんはーけんのすけです。


美波です!

本格的に夏が近づき、暑い日が続いています。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。


暑さもそうですが、日本各地で豪雨など大変なことになっているようで……
お見舞い申し上げます。


そうですね;
豪雨に限らず、地震なども、日本全国いつどこで起きてもおかしくありませんから、
日頃の備えとともに、日々当たり前の日常を過ごせていることに
感謝をしなければなりませんね。


前置きが長くなりましたが、いよいよ夏本番ということで、
夏が舞台の作品を重点的にプレイしてきたいと思います。
来月くらいまでに3~4作品くらいレビューするのが目標。
というわけで、本日はこちらの作品をご紹介します。

「智代アフター ~It's a Wonderful Life~」
ブランド:Key


↑画像クリックで作品HPへ(18歳未満閲覧禁止要素を含みます)

久しぶりのKey作品レビューとなります。
その名の通り、Key三部作のひとつ「CLANNAD」の、
「坂上智代」ルートの後日談的な位置づけの作品です。


こちらも、作られてからもう10年も経つんですよね。

そうですね。
でも、Keyを信奉している私にとっては、
現在プレイしても十分に価値のある作品でした。
とりあえず公式HPからあらすじを引用します。


町外れの廃品回収屋に就職した主人公「岡崎朋也」は、
一人暮らしを始め、恋人となった「坂上智代」と蜜月の日々を送っていた。

そこへ、智代の弟「鷹文」が、父親の隠し子「とも」を連れてくる。

ともは母親に置き去りにされており、
やむなく朋也と智代が保護することになった。

さらに夏休みを目前にして、鷹文の昔の彼女「河南子」も
家を飛び出してやってきた。

朋也、智代、とも、鷹文、河南子。
この5人で過ごす、最初で最後の夏休みが始まる。


以上、公式HPから引用。


登場人物は少な目で、シナリオの長さ自体もちょっと短めだったように思いますが。

確かにそういう面はあったかもしれません。
CLANNADは恋愛アドベンチャーでしたが、この作品はそういう要素は皆無です。
何か哲学的な、考えさせられるテーマを含んだストーリーが目を引きました。

ですが、そのCLANNADをはじめとする「Keyらしさ」のようなものが
しっかりと作品に詰まっていたと言えるでしょう。


具体的にはどのあたりでしょうか。

一言で表すなら「泣きゲー」要素に尽きるかと。
この作品全体を見ると、トゥルーエンドは一つだけなのですが、
そこに至るまでにいくつかの山場があると思うんですよね。
そういった山場で、しっかり感動させてくれます。
……と言いつつ、私は泣きませんでしたがw


泣かなかったんですか^^;

うるっとはきましたけどね。
特に中盤の山場が個人的には一番響きましたね。
智代や朋也をはじめとする登場人物の考え方、心情。
そういったものが丁寧に細やかに表現されていて、
読者に感情移入させやすい構造になっていたのではないかと思います。


中盤の山場はわたしも感動しましたね。
一方で、終盤のほうはいかがでしたでしょうか。


問題はその終盤なんですよね。
展開がガラリと変わる終盤、というかアフターシナリオなんですが、
最初このシナリオに突入した時、「蛇足だなぁ」と思ってしまったんですよね。


最終的にはアフターシナリオもある程度の結末に至りますけど、
ちょっと賛否は分かれそうな感じでしょうかね;


いや、結末にはそんなに不満とかはないんですけどね。
なんというか、その……展開があまりにもありきたりだった点が、
中盤までの感動を削いでしまった感が少なからずありました。
蛇足と思ったのはその点です。


確かに、あれはあれで感動を誘う展開でしたけど、
そういう面もあったのでしょうかね……。
わたしは素直に、綺麗にまとまった結末だと思いましたが。


そうですね。
そのアフターシナリオが、結局はお話をしっかりまとめ上げていたわけで、
全体的に見れば、非常に秀逸な作品であることは間違いないです。
各登場人物も随所で良い働きを見せていましたし、
音楽をはじめとして、外観方面も10年前の作品とは思えないくらい高品質です。
あの名作「CLANNAD」の外伝として恥じない名作でしょう。

そうそう。登場人物と言えば、個人的にお気に入りなのは河南子です。
あのキャラに、あの声。「リトルバスターズ」の葉留佳を彷彿とさせますね。


「リトルバスターズ」のほうが発売は後ですけどね^^;

知ってますw
さておき、総括に入りましょうか。
選択肢を選んでいくアドベンチャー形式の作品。
所々にあるキーポイントで選択を誤るとバッドエンドとなります。
そのバッドエンドもバリエーションがあるのですが、
単なるバッドエンドに留まらない、深い意味を持ったものもあるので、
見応え十分でした。
トゥルーエンドまで見終わると追加される選択肢で、
RPGモードに入ることができるようになります。
苦手なのであまりしっかりプレイしていないのですが、
こういったおまけ要素も親切ですね。
システム面もリトルバスターズ等とほぼ同等の機能を備えており、
プレイに際して支障はありません。
グラフィックや音楽も安定の品質でした。
なお、序盤と最終盤に成人向け描写が入る18禁作品となっています。

いかがでしたでしょうか。
この作品は他プラットフォームにもシナリオが追加の上で移植され、
それがさらにパーフェクトエディションとして再移植されているようです。


これですね。

http://key.visualarts.gr.jp/product/tomoyo/pe/contents.html

本当はこちらのほうをやれば良かったんですけどね。
でも、追加がないオリジナル版でも、
作者の伝えたかった意図はしっかり伝わりましたので満足です。

ではでは、このあたりで。
本日もお付き合い頂きありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう!
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レビュー「春色桜瀬」

皆様こんばんはーけんのすけです。


美波です!

なかなか更新頻度が上がらず、またしても広告阻止的な記事更新となりました。


大型連休もあったのに^^;

そうですねぇ。4月中はなんだかんだで仕事などで消耗が激しくて、
連休は休養に充ててしまいました。
ですが、読書やノベルゲームなど、
普段なかなか手が付けられないものも少しは消化できたのではないかと思います。

そんなわけで、1か月前に続いて商業作品のレビューです。

「春色桜瀬」
ブランド:Purple software

【春色桜瀬】応援バナー
↑画像クリックで作品HPへ(18歳未満閲覧禁止要素を含みます)


これも季節的には春の作品ですね。

はい。その名の通り4月から5月にかけての桜の季節が舞台です。
とりあえずあらすじ……は、今回はWikipediaから引っ張ってきましょうか。


主人公・沖田陸の通う学校には、その木の下で会う男女は
運命的な恋をするという言い伝えがある「恋桜」という桜がある。
しかし、今まで恋をするという気持ちがわからない陸には興味のないことだった。

春。主人公の妹、綾乃が同じ学校に入ることになり、下見に付き合う。
その時に陸は「恋桜」の下である少女と会う。
その子は言う「———きっと、あなたは私に恋するよ」その言葉を残しその子は去ってしまう。

翌日、陸のクラスに転校生がやってくる。その子は先日会った女の子、桜木このはだった。



以上転載。その桜木このはを軸に、5名のヒロインがいます。
でもまあ、一言でいえばよくある感じの学園恋愛アドベンチャーです。


そんないい加減な紹介でいいんですか^^;

うーん、あんまり特徴が浮かんでこないんですよねw
強いて言えばタイトルにもヒロインの名前にも入っている通り、「桜」がキーポイントになります。


その桜の季節感を、細かい演出で良く表現していましたよね。

そうなんです。
桜が散る様子などの演出が凝っていて、かなり昔の作品なんですが
こういった点には驚かされました。

桜だけではなく、通学の時のバスが到着する演出とか、
街中のビルにあるスクリーンの映像とか、
画面の端々に工夫がされていて目を引きましたね。


そういうこともあって、雰囲気は良かったと思います。

はい。それに加えて音楽が標準以上の品質で、
心地よくプレイすることができました。


シナリオ面はいかがでしたか。

うーん、こちらは可もなく不可もなくと言ったところでしょうか。
もちろんこの作品のメインとなるシナリオはこのはルートなのですが、
それを軸として各ルート矛盾なく無難に仕上げているのは悪くなかったと思います。

ただ、よくある恋愛アドベンチャーの例にもれず、
心情の根拠となる描写が乏しかったように感じました。
と言っても、それがまた物語の伏線になっている面もあるので何とも言えないのですが。


キャラクターはいかがでしょう。
ヒロイン5名、バランスよく揃っていたように思いますが。

タイプというか、属性で見ればバランスはとれているかもしれませんねw
ですが、うーん。
メインヒロインよりもサブキャラのほうが魅力的だったような……
もう2ルートくらいあればもっと良かったかもしれません。


短いですが総括に移りましょうか。

選択肢で分岐する一般的な学園恋愛アドベンチャー。
メインヒロインは5名です。
音楽は主題歌の「恋桜」を始め、どれも高品質でした。
BGMでは「桜の調べ」がお気に入り。切ない曲調が、ストーリーを際立たせています。
グラフィックも8年前の作品ということを鑑みれば十分です。
オープニングのムービーは、まるでアニメのオープニングのような品質でした。
その他も細かい演出が雰囲気を盛り立てています。
システム面も一通り揃っていますのでプレイに不自由はありません。

シナリオ面だけ、やや物足りなさはありますが、
プレイに堪えないというほどでは決してありませんので、
気になった方は手を出してみても良いでしょう。


というわけで、「春色桜瀬」のご紹介でした。
手を出したきっかけはほぼ主題歌に惹かれたからなのですが、
Purple softwareは数多くの作品を生み出している大手ブランドという印象があります。
お勧めはどの辺りなのでしょうかね。

ではでは、お付き合い頂きありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう!

レビュー「ToHeart2 XRATED」

皆様こんばんはーけんのすけです。


美波です!

さて、新年度を迎えまして、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私はというとですね……なんと春の嵐に巻き込まれましててんやわんやでした;
分かりやすく表現すると人事異動ですw


もう何年か、少なくとも29年度までは異動はなさそうな雰囲気でしたのにね;

そうなんですよ。それで、引継ぎやら何やらで残業続きの日々。
まだまだ新しい仕事には慣れませんが、ようやく少し落ち着いてきたところです。


ファイトですよ♪

はい。業務内容がガラッと変わった上に、今の時期はどうしても忙しいですが、
逆に言うとそれだけ多くの経験ができるということでもあります。
そして、そういった経験はいくら自分が望んでも、自由にすぐに手に入るものではありません。
いろいろな巡り合わせがある中で、そういった立場に置かれることにより、
初めて得られるものでしょう。
なので、前向きに受け止めたいと思います。

というわけで1か月弱空きましたが、予告通り商業作品のレビューをお送りします。

「ToHeart2 XRATED」
ブランド:Leaf

↑画像クリックで作品HPへ(18歳未満閲覧禁止要素を含みます)

一昨年1月以来、実に2年以上ぶりとなります商業ゲームレビュー。
取り上げるのは不朽の名作「ToHeart2」です。


これまた、定番というか、歴史を感じさせる作品を持ってきましたね;

商業作品のレビューはだいぶ間が空きましたので、まあ試運転的な?
発売は実に10年以上前……なのですが、
今現在でも十分楽しめる作品なのではないでしょうか。
実は全ルートクリアは数か月以上前で、プレイし始めたのはさらに遡ること数年前なので
ちょっと記憶があいまいになっている部分もありますが、
その辺りも含めてレビューしながら振り返っていこうかなと思います。


^^;
まずはあらすじですか?


そうですね。公式HPから引用しましょう。

3月——寒い冬を乗り越えて、
ようやくたどり着いた芽生えの季節。

幼なじみであり腐れ縁な雄二と
一緒の気楽な学園生活も、
ひとつの区切りを迎えようとしていた。

新しい季節が近づくにつれ、
変わらないと思っていた日々が
少しずつ変化してくような気がする。

新学期にウチの学校へ入学してくる、
幼なじみのこのみ。
雄二の姉であり、俺やこのみにとっても
姉のようなタマ姉のこと。

それだけじゃない。
季節と一緒に何かがやって来る、
そんな気がするんだ。

もうすぐ春がやって来る。
去年とは違う春が——


以上、公式HPより引用。


3月下旬から4月、5月までの期間で描く学園恋愛アドベンチャーでしたね。

はい。選択肢や移動場所をマップから選ぶことで分岐する形式でした。
この作品でまず驚かされるのが、攻略対象人物の多さです。
その数なんと9ルート、総勢10名のヒロインが存在します。


4名から5名程度が主流な中で、これは多いですよね。

しかもどのルートも標準以上の品質であったと記憶しています。
多少のばらつきはあったように思いますが、
プレイヤーに訴えたいテーマが各ルートにあり、
そのテーマに沿ってストーリーがきちんと展開されていました。


もしかしたら定番でありきたりなものかもしれませんけど、
各ルートにそれぞれ異なったテーマを据えることで、
バリエーションを豊富にしていましたよね。


そのバリエーションを実現していたのが、上手に味付けされた各キャラの設定。
一部現実離れしたものや、無理やりなものもありますが、
それでも、綺麗ですっきりとしたストーリー展開のおかげで、
ネガティブ面が目立たなくなっていると言えます。


シナリオ以外の面はいかがでしたでしょうか。

そうですね。グラフィック、音楽共に概ね良かったと思います。
特にBGMは、どれも安定した品質だったのではないでしょうか。
システム面も10年以上前の作品でありながら、目立った不自由は感じません。
強いて言えばフォントが独特なものであり、
さらに文字が画面いっぱいに表示される形式であることでしょうか。
ですが、そういった形式はフリーの作品であればしばしば見られるものですし、
特に気にすることもないかと思います。

あとはルート数が非常に多いので、
場合によっては自分の嗜好に合わないキャラやシナリオもあるかもしれません。
しかし、感じ方というものはどうしても個人差がありますし、
何より、豊富なシナリオのバリエーションを誇りますので、
お気に入りもきっと見つかるはずです。


わたしは由真ルートが印象に残りました。
ネタバレになりそうですから控えますが、重い内容を含んだストーリーで、
なかなか考えさせられるシナリオだったと思います。


序盤からは想像できないような展開でしたからね。
由真のような、ある種の二面性を持ったキャラは私も嫌いではありません。
同じ理由でささら先輩もお気に入りのキャラに挙がります。
その他のキャラもそれぞれ光る部分があり、甲乙つけがたいという感じでした。


それでは総括に入ります。
攻略可能キャラ10名を誇る学園恋愛アドベンチャー。
読了に時間はかかりますが、どのルートも概ね満足のいく内容でした。
さらに本編とは別に、2つのミニゲームが同梱されているのも嬉しいです。
システム面の他、音楽やグラフィックも問題ありません。
何より2005年発売でこの品質。
私は今まで商業作品では、Key作品を高く評価してきたと思いますが、
さすがこのLeafも、「葉鍵」と並び称されるだけのことはあります。


というわけで、「ToHeart2 XRATED」のご紹介でした。
うーん、商業作品の割にはレビューが甘い気がw
難点も多少はあったと思うんですが、致命的なものは思い当たりません。
ちなみにこの作品、PC版だけでなく、全年齢対象のコンシューマ版も発売されています。
ご自身の環境に合わせてお選び頂くのがよろしいかと思います。

ではでは、今回はこのあたりで。
また次の記事でお会いしましょう!

レビュー「Rewrite」

皆様おはようございます。けんのすけです。


美波です!

こんな時間ですが、ツイッターで予告の通り商業ゲームレビューを。
おなじみのブランド「Key」からこの作品をご紹介。

「Rewrite」
ブランド:Key


↑画像クリックで作品HPへ

予想通り長編で、完遂にかなり時間がかかってしまいました。


ようやくって感じですよね。

はい。そして長編であると同時に少々難しめのお話なので、
その点でも考えながら読まなくてはいけないのがクリアが遅れた原因かなと。
このあたりは後ほど触れましょう。

軽くあらすじ。
・・・は、ウィキペディアのあらすじを引用しましょうか。ネタバレもなく簡潔。

文明と自然の調和を図る都市・風祭。この街にある風祭学院高校に主人公・天王寺瑚太朗は通っている。秋の収穫祭が近づくにつれ、瑚太朗の周囲では非日常的な出来事が頻発するようになる。オカルト研究会の会長である千里朱音に原因不明の出来事を相談したところ、瑚太朗は無理やりにオカルト研究会に入らされてしまう。研究会員になった瑚太朗は、知り合いを巻き込んで謎の調査へ乗り出していく。


横着を・・・;
登場人物としては、ルートのあるメインヒロインが、幼馴染の神戸小鳥に、転校生の鳳ちはや、
クラスメイトで委員長の此花ルチア、後輩の風紀委員の中津静流、
そしてオカ研会長の千里朱音の5名ですね。
その他にもクラスメイトの悪友・吉野晴彦をはじめとして、ものすごい数の人物が登場していましたね。


はい。主要なキャラクターは絞られますが、そうでもないキャラを含めると100名程。
さすが壮大なストーリーであるだけのことはあると思います。


そのストーリーについて触れていきますか?

そうですね。まず、この作品はKey作品なんですが、
シナリオライターの違いのせいか、ちょっとこれまでのKeyとは一線を画します。
Keyっぽさを感じたのはちはやルートくらい。小鳥ルートも入りますか。
それ以外のヒロインルートはともかく、トゥルーではKeyっぽさがほとんどないのではないかと。


具体的には・・・?;

うーん、一言で言うと泣きゲー要素が少なめ。
そして、心情ではなく、出来事や世界観の設定などが話の流れの大枠を占めているんです。

もちろん以前のKey作品も、たとえば「CLANNAD」や「リトバス」なんかは
重要なところでびっくりするような設定があったりしたんですけど、
それが物語の本流ということはありません。
あくまでキャラ同士の心の機微、あるいは「家族」「友情」といった、
感情の部分が要の作品でした。

一方このリライトは、これくらいはネタバレでもないと思うので言ってしまいますが、
主に「環境問題」がテーマに据えられています。
確かにそれを深く掘り下げて、本格的で壮大なストーリーに仕上げているのは見事の一言です。
しかし、その分テーマの大きさに振り回されて、キャラの心情描写はやや乏しかったかなと。
「ご想像にお任せします」という意図かもしれませんが、ちょっと個人的には残念に感じました。


なんていうんでしょう、現実離れした設定が多く感じられたのはわたしも同意ですね。
そういうのの理解に読み手の労力が割かれてしまって、
落ち着いてキャラの心情に触れることができなかったというのはあると思います。


そうなんですよね。読むのに時間がかかったというのはそういう面が大きい。
もちろんその設定は良く作りこまれていて、それ自体は評価できるんです。
それだけに、感情面の描写不足が目立って、しっくり来なくなってしまいます。


なんか批判ばかりになってしまったのでキャラや個別ルートについて。
お気に入りキャラはちはや。このルートはKeyっぽさを感じられて安心してプレイできました。
ネタバレあるので詳しく書けませんが、ちはやの人柄、恋愛の絡ませ方、そしてラストのまとめ方。
そのバランスが良かったように思います。
ちはやは他のルートでもナイスな役割を演じていて、その点でも断トツに好きです。

独特に感じたのはルチアルート。やはりライターが違うからでしょう。


まるで別の作品を読んでいるかのような感じがしましたね;

そういえばトゥルールートも独特ではなかったですか?


あー、そうですね。確かに、個別ルートの内容を上手に繋げているというのは良かったです。
でも、なんていうんでしょう。概念的なことが多く、現実離れという単語が常について回ります。
どうしてもなじみにくいでしょうかね。


きりがないのでシステム等に移りましょう。
基本的に選択肢を選んでいくスタイルですが、
ところどころでマップアプリを模した「マッピー」による探索モードが入ります。
スマホのような地図画面をタップして、「?」マークなどのアイコンをクリックしながら進める形式。
RPGのマップみたいなのをイメージしていただければ概ねOKです。
これは斬新で面白いと思いました。
でも、ちょっと面倒にも感じてしまうのは、普段ノベルゲームにどっぷり浸かっているからでしょうねw

立ち絵やCGはほとんど問題ないかと。
音楽は文句なく一級品。この作品の「Key」っぽさの9割は音楽が占めています。(割とマジで)
音楽だけはCLANNADやリトバスを凌ぐと言ってもいいのかもしれません。
「散花」「ニリンソウ」「ヒナギク」「Radiance」などは間違いなく名曲。
他にも素晴らしい曲がいくつも。これは手放しで評価できるでしょう。


総括に移ります。
やはりボリュームはかなり多いです。
というより、読むのに時間がかかると言った方が適切でしょうか。
結局、この作品で伝えたかったことは何なのか、ということを考えると、
もうちょっとコンパクトにしても良かったように思います。
・・・ちょっとよくわからないと思うので、気になった方はプレイしてみてくださいw
これまでのKey作品と趣が異なることだけ注意ですね。


ネタバレ含む真面目な話を追記に回すとして、とりあえず本文は終わりましょう。
「Rewrite」のご紹介でした。
次の記事はおそらくフリーゲームレビュー。
ツイッターでも情報を発信しますのでそちらもご覧いただければ幸いです。
お付き合いありがとうございましたm(__)m
また次の記事でお会いしましょう!
続きを読む

レビュー「きっと、澄みわたる朝色よりも、」

皆様こんばんはーけんのすけです。


美波です!

予告通り、商業作品を一つレビューしましょう。
昨日の記事で「明日か明後日」って書いたつもりが「今日か明日」ってなってましたねw
1日に2本も記事が書けるわけがないw

さておき、取り上げるのは「秋ゲー」なこちらの作品。

「きっと、澄みわたる朝色よりも、」
ブランド:propeller

propeller『きっと、澄みわたる朝色よりも、』応援バナーキャンペーン
↑画像クリックで作品HPへ(18歳未満閲覧禁止要素を含みます)


あら? 秋ゲーと聞いて、
てっきりこのブログでもおなじみの某ブランドの「R」から始まる作品かと思いましたが。


そちらは現在進行中w 進行率は4割程度でしょうか・・・ 
12月に入っちゃいますが、終わり次第レビューしますよ。

というわけで話を戻しまして、「きっと、澄みわたる朝色よりも、」です。
「エモーショナルAVG」と謳っているだけあって、感動の要素が強い作品でした。

あらすじは公式HPを参照して頂こうかと思ったんですが、
なんか微妙な感じなんでこちらで簡単に。(←何様w)

主人公の崇笹丸には、与神ひよ・夢乃蘭・樫春告という3人の幼馴染がいました。
ひよは4人を「菊・竹・蘭・梅」に見立てて「四君子」と名づけ、笹丸はその思いを大切にしてきました。
歳月は流れ、家庭の事情で3人と離れ離れになっていた笹丸は数年ぶりに
芸術家志望の霊峰とされる「夢見鳥学園」で再会を果たします。
しかし・・・4人の関係は変化が生じていました。
笹丸は文化祭に当たる「彩生祭(あやなしさい)」での作品作りを通じて、
幼馴染だったころの関係を取り戻そうと奮闘していきます。

こんなお話です。


作品の舞台となる「夢見鳥学園」というのが、すごく独特な雰囲気でしたよね。

まずそれが目を引きますよね。建物が純和風で、まるで中世にタイムスリップしたかのよう。
でも、自販機とか携帯とかも登場するので時代は現代なんですけどね。

学園の様子も現実にはあり得ない独特さ。
学生数が少なく、クラス分けには色が用いられます。
笹丸たち四君子は赤組。そして、赤組はその4人だけです。
他にも青組や白組、黒組や黄組などが登場します。


学園が舞台なのに、あまりそんな感じがしませんでしたよね。

そうなんです。ですが、こうした様子にも理由があって、
しっかりと終盤で伏線回収となるのが見事です。


そういったことからシナリオが素晴らしいと感じましたが、いかがでしたか?

ええ、むしろシナリオありきの作品でしょう。
言っていませんでしたが、この作品は選択肢こそあるものの、なんとルート分岐がありません。
つまり、一本道でエンディングが1つしかないという、
商業作品としては異例の体裁になっています。
当然のごとくきちんと攻略可能なキャラクターは1名ということに。
しかし、全部で4章に章分けがされているんですが、
主に1章と2章ですべての登場キャラにスポットが当たりますので、
通常の複数ルートの作品にも劣りません。
何より、頻繁に回想を挟みながら、各登場人物の心情も深く描写されており、
感動的な場面が尽きないんですよね。
それなのに、物語全体が収束に向かう流れもしっかりと綺麗にまとまっています。


要するに、人物描写とシナリオの筋のバランスが取れているという感じでしょうか。
どちらかというとシナリオ重視なんですが、それに関わる人物の心情描写が深いので、
理解して納得しながら進めることができますよね。


はい。私が言いたかったのはこういうことですw
些細な事柄や出来事一つ取っても、回想などできちんと理由が述べられているので、
何と言うんでしょう、「隙が無い」という印象です。

と言うわけで、この作品を支える人物なんですが、
キャラクターにも純粋な「悪人」というものがなく、全員に光るものがありましたね。

特にメインヒロインにして唯一の攻略対象、与神ひよは文字通り神と言わざるを得ないでしょう。
もうね、今までプレイしてきた全ギャルゲーヒロインの中でも一番好きかもしれないですw
あれほど主人公に尽くすヒロインは未だかつて見たことがありません。


うぐぐ・・・ 確かに良キャラでしたね・・・ わたしなんか足元にも及ばないくらいに・・・
というか、尽くすキャラがお好みなんですかっっ!?


なんですかその形相はw
尽くすタイプと言うか、自分に合わせてくれるっていうのが魅力なんじゃないかと。
前回の商業作品レビューで取り上げた作品では合わせてくれるんじゃなくて、
こちらが合わせなければいけませんでしたからね・・・
それで辟易した、反動が出ているのかもw

ひよ以外にも、準メインの蘭や春告はもちろんルートを作って然るべき存在でしたし、
サブキャラになりますが青姉なんかは、個人的には好きなキャラです。
生徒会の若さんなんかも、もしマルチエンドのADVなら当然攻略対象でしょう。
その他、男性キャラも作りこまれており、「ただいるだけ」になっていないのはグッドです。

また、シリアスな本筋に挟む形でのSDキャラによるギャグシーンも、
適度に緊張感を和らげる点で一役買っていますね。


でも、ヨダ絵でしたっけ? あれには何とも言えないものが・・・^^;

だが、それがいいw 実はこの絵は初見ではないんです。
冬が舞台のとある商業作でも見たことがあるんですよね。
そちらはちょっと中断になってるんですが、
これから冬ですしきちんと消化したら記事にすると思います。


少し脱線しましたが、ここで難点も挙げてみましょうか。

まず既出ではありますが、実質的な攻略可能人物が1名ということ。
マルチエンドのバラエティに富んだルートをお求めの方には合いません。
これも上で述べた点かもしれませんが、学園が舞台と言うものの、
一通り読了すると学園物と呼べるかどうかも怪しいかもしれません。
このあたりは微妙にネタバレも絡みそうなので控えますが。

芸術家志望の集まる学園という環境が環境なので、現実感には乏しいと思われます。
よって、純粋に主人公に感情移入するというのは難しいかもしれません。
場面場面で、「この人物のこういう感情は自分にもあった」とか、
こういう感情移入の仕方になるでしょうね。


あと、日本に実在するとある伝説をもとにしているお話だったんですよね。
もちろんいろいろな要素を混ぜてはいるんですが、
完全にオリジナルな作品・創作物と言えるかは、判断がわかれそうです。
・・・まあ、シナリオがしっかりすぎるほどしっかりしていて整合性もとれているので、
些細な点と言えるでしょうけどね^^;


最後にシステム面。画面全体にエフェクトが出る場面が何回かあるんですが、
ものすごく重くなって文字がカクカクになってしまいます。
自分のPCのせいかもしれませんが、
それにしても今年5月に新品で購入したPCで重くなるのはちょっと異常でしょう。
エフェクトが出る場面以外は快適なんですけどね。


総評に移りましょう。
エモーショナルADVを謳っているだけあって、感動的なシナリオは秀逸。
グラフィックも綺麗で言うことはありません。
音楽も良いです。特に若さんのテーマは良い雰囲気を出しています。
主題歌ももちろん素晴らしい。というより、主題歌につられてこの作品に手を出したんですよね。
今年4月から7月にこのブログで発表したアニソンゲーソンランキングにも、
主題歌「紅葉」が53位で登場しています。
システム面はエフェクト関係で重いことがある以外は概ね良いでしょう。

何より一本道というのが特徴でしょうか。
しかし、それゆえに物語の筋、シナリオは強固でしっかりしています。
言い忘れていましたが、この作品は主人公も含めてフルボイス。
映画でも見るような感覚で、味わうことができる作品でしょう。
深い感動をお求めの方には、自信を持ってお勧めできる作品に仕上がっています。

というわけで、思いのほか長くなってしまいました。
要領の得ないレビューになってしまったかと思いますが、
適当に読み飛ばしつつ参考にして頂ければ幸いです。

本日もお付き合いありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう!
プロフィール

けんのすけ@アイスペ

Author:けんのすけ@アイスペ
○このブログについて○

・日記

・ノベルゲームやアドベンチャーゲームのレビュー

・その他音楽やソーシャルゲームなど

に関する記事を扱っていました。
2018年1月末日をもちまして、
記事の更新を終了させて頂きました。



○ゲームのレビューについて○

フリー・商業問わず感想などを記事にしています。
全体的には発表されたのが昔の作品が多めです。
ネタバレはできるだけしないようにしますが、無いとも限りませんのでご了承ください。
原則、フリーの作品は甘目、商業の作品は辛目のレビューになっています。

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